事業再生のポイント
社内シギント(電子情報スパイ)2011年04月07日日本はスパイ天国と言われますが、産業スパイならぬ社内スパイがはびこっていることはご存じでしょうか? 近年接する事例の中で、「この方はどちらかというと保身を考えておられるなあ」という印象を受ける役員さんなどが、自分がプロジェクトの中心にいないことを敏感に察知して、こっそりプロジェクトの中心メンバー宛のメールを盗み見するケースが多発しています。 メールパスワードを知ることができれば、他人のメールを盗み見することは容易ですし、大抵の会社さんではそこまで危機意識がなく、管理が杜撰だったりします。 事業再生が必要な局面を迎えた会社では、役職員全員が何もなくハッピーで進む可能性はなく、例えば会社を去らざるを得ない役職員が出てくるのが一般的です。 そのようなセンシティブな情報は自分の利益だけを考えるような人間が扱うと非常にややこしくなりますので、プロジェクトの推進にあたってはどうしても情報開示範囲を限定せざるを得ません。 実際、「筒抜け」となるとより複雑な心情的軋轢等が発生したり社内政治がごちゃごちゃしたりと余計なトラブルが発生します。事業再生プロジェクトの推進にあたっては、「性悪説」に基づいて、厳重に情報管理対策を施すことが肝要です。 キーワード>秘密保持 保身 パスワード |